火起こし 【火打石】
2017年05月02日
火起こし。
何故か昔から興味がありました。小さい頃、家のお風呂は薪で焚いていました。父がマッチ一本で火起こししているのを見て、なんか憧れていたものです。
最近、改めて火起こしの方法を勉強中です。もともと好きでしたが、もう少し深い理屈を体験を踏まえて理解したいと思いました。
ここのところメインだったメタルマッチも面白いですが、少しづつ歴史を振り返るというか、難易度を上げていこうかと(笑)。
なので、今回は火打石での着火を目標とします。
必要なものは火打石、火打ち金、火口(ほくち)、麻ひもです。説明は順次やっていきます。
火打石は兄が過去に拾ってきた瑪瑙、麻ひもは家にあったのでそれを使います。
※訂正 瑪瑙(めのう)ではなく、チャートという岩石らしい。詳しくはないのでわかんないですが、とにかく硬い石です(笑)。
それでは持っていない、火打ち金から自作していきます!
鋼材は金属ヤスリや金属用ノコギリの刃のような固い鋼鉄が良いみたいです。その固い鋼材をもっと固い鉱石に打ち付けることで火花が出るって事みたいです。
物置を漁ってみると錆びて使えなくなったヤスリが数本ありました。試しに火打石とぶつけてみると、その中の1本から火花が出ました。なのでこれをベースに作ります。
表面のヤスリ部分をグラインダーで削り、アセチレンバーナーで熱して変形させたり、失敗して折れたので溶接したり(笑)。
溶接したら焼きが甘くなり火花が弱くなったので、俄かだけど焼き入れしてみたり。
最終的にできたのがこちら。
◇自作火打ち金
焼き入れ後の酸化被膜(?)があるので、石に当てるところはグラインダーで少し削りました。試すとちゃんと火花が散ったので安心しました。
…鋼鉄の加工は難しいですね。捻ったりしたデザインにしようと試みたんですが、直ぐ折れる(笑)。本当に鍛冶屋さんは凄いですね。
さて、次に火口(ほくち)を作ります。自然物で作るのは追々やるとして、身近なもので出来るものから始めます。今回はチャークロスという炭化させた布を作ります。
材料は蓋つきのブリキ缶と綿100%の布、爪楊枝です。缶にふたには小さい穴を開け、爪楊枝がキャップのように刺さる状態にし、布を缶に入れます。
次に蓋を閉めて、火にかけます。暫くすると蓋の穴から可燃性のガスが出てきます。
暫くするとガスが出なくなるので、火から外し、蓋の穴に爪楊枝で塞ぎます。後は冷えるまで待ちます。
◇自作チャークロス
何回か作ったんですが、帆布のような目の詰まった布の方がいいですね。理由は後程。
さて、準備は整いました。…丸一日費やしましたが(笑)。
火打石と火打ち金。麻ひもほどいてほぐしたものと自作のチャークロスを準備します。
チャークロスが火打石の角に来るように持ち、火打ち金を打ち付けます。数回打ち付けると…。
チャークロスに火の粉が当たり、じわじわと赤くなっています。意外に早くつきました!
ほぐした麻ひもでチャークロスを包み、息を吹きかけたり、ぶんぶん振ると…。
…ついたよ。
…火がついたよ!やったぜ!なんか凄いやり切った感があります(笑)。
因みに目が詰まってない布のチャークロスはうまく火がつきませんでした。試しにライターで付けてみましたが直ぐに消えます。裏が透けるような密度の布はうまくいかないですね。
とりあえず、火起こしの一つ【火打石】による着火はうまくいきました!
保留していた弓切り式もやろうと思いますが、暫く火打石に嵌るのでもう少し先になりそうです(笑)。
何故か昔から興味がありました。小さい頃、家のお風呂は薪で焚いていました。父がマッチ一本で火起こししているのを見て、なんか憧れていたものです。
最近、改めて火起こしの方法を勉強中です。もともと好きでしたが、もう少し深い理屈を体験を踏まえて理解したいと思いました。
ここのところメインだったメタルマッチも面白いですが、少しづつ歴史を振り返るというか、難易度を上げていこうかと(笑)。
なので、今回は火打石での着火を目標とします。
必要なものは火打石、火打ち金、火口(ほくち)、麻ひもです。説明は順次やっていきます。
火打石は兄が過去に拾ってきた
※訂正 瑪瑙(めのう)ではなく、チャートという岩石らしい。詳しくはないのでわかんないですが、とにかく硬い石です(笑)。
それでは持っていない、火打ち金から自作していきます!
鋼材は金属ヤスリや金属用ノコギリの刃のような固い鋼鉄が良いみたいです。その固い鋼材をもっと固い鉱石に打ち付けることで火花が出るって事みたいです。
物置を漁ってみると錆びて使えなくなったヤスリが数本ありました。試しに火打石とぶつけてみると、その中の1本から火花が出ました。なのでこれをベースに作ります。
表面のヤスリ部分をグラインダーで削り、アセチレンバーナーで熱して変形させたり、失敗して折れたので溶接したり(笑)。
溶接したら焼きが甘くなり火花が弱くなったので、俄かだけど焼き入れしてみたり。
最終的にできたのがこちら。
◇自作火打ち金
焼き入れ後の酸化被膜(?)があるので、石に当てるところはグラインダーで少し削りました。試すとちゃんと火花が散ったので安心しました。
…鋼鉄の加工は難しいですね。捻ったりしたデザインにしようと試みたんですが、直ぐ折れる(笑)。本当に鍛冶屋さんは凄いですね。
さて、次に火口(ほくち)を作ります。自然物で作るのは追々やるとして、身近なもので出来るものから始めます。今回はチャークロスという炭化させた布を作ります。
材料は蓋つきのブリキ缶と綿100%の布、爪楊枝です。缶にふたには小さい穴を開け、爪楊枝がキャップのように刺さる状態にし、布を缶に入れます。
次に蓋を閉めて、火にかけます。暫くすると蓋の穴から可燃性のガスが出てきます。
暫くするとガスが出なくなるので、火から外し、蓋の穴に爪楊枝で塞ぎます。後は冷えるまで待ちます。
◇自作チャークロス
何回か作ったんですが、帆布のような目の詰まった布の方がいいですね。理由は後程。
さて、準備は整いました。…丸一日費やしましたが(笑)。
火打石と火打ち金。麻ひもほどいてほぐしたものと自作のチャークロスを準備します。
チャークロスが火打石の角に来るように持ち、火打ち金を打ち付けます。数回打ち付けると…。
チャークロスに火の粉が当たり、じわじわと赤くなっています。意外に早くつきました!
ほぐした麻ひもでチャークロスを包み、息を吹きかけたり、ぶんぶん振ると…。
…ついたよ。
…火がついたよ!やったぜ!なんか凄いやり切った感があります(笑)。
因みに目が詰まってない布のチャークロスはうまく火がつきませんでした。試しにライターで付けてみましたが直ぐに消えます。裏が透けるような密度の布はうまくいかないですね。
とりあえず、火起こしの一つ【火打石】による着火はうまくいきました!
保留していた弓切り式もやろうと思いますが、暫く火打石に嵌るのでもう少し先になりそうです(笑)。
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お兄さんが拾ってきたなんて読むかわからない石 普通に落ちてるもんですか?
石の識別の仕方がよくわかりません
近くの河原によく行くので
あれば拾ってこようと思います
面白いから真似してやってみよう*\(^o^)/*
兄は川沿いで拾ったそうです。もし火打ち金を持ってみえるのでしたら、半透明っぽい石にぶつけて火花が出たらそれです。チャートでしたらチャート同士でぶつけても小さいですが火花は出ます。
河原に持っていっていろんな石にぶつけてください(笑)。ただ、石の角にぶつけたほうが出やすいので、石割用に金づちもあるといいですね。