責任

2011年09月27日
ありがたいことに、10月から役職を頂ける事になりました。
ただ、その分の責任が自分に来ることになります。
今まで以上に、自分に厳しくやってかなきゃならんなぁ、と思います。
そこで『責任』について少し考えてみたいと思います。


今までもちょくちょく考えることがあったんですが、そもそも責任って何だろうかと思います。
もちろん自分なりの考えはありますが、一般的に使われる責任ってのはイマイチ掴めません。

例えば、誰かが不祥事を起こしたとします。対応としてはその不祥事を起こした本人や
その組織のトップが辞めたり、降格などのペナルティを受けます。
トリにトップが記者会見で「このようなことが二度と起きないよう、再発防止を徹底させます」とか
言います。大体ニュースでやるのはそこまでです。

自分が問題だと思うのは、上記の対応は『責任を果たしたか』と言えるのかってことです。
仮にまた同じ過ちが起きるようなシステムのまま、首から上が挿げ替わったところで
何の解決にもなっていません。むしろ大切なのは、その後どのように改善することで、
その問題が起き得ない状態にすることだと思います。『是正処置』ですね。

『是正処置』の解釈は、一般的に「再発防止」を図るためにとられる処置になります。

「このようなことが二度と起きないよう、再発防止を徹底させます」と言ったのならば、
起きてしまった原因や影響した因子は何なのか、どのようなプロセス管理を行うことで
具体的に起きなくさせるか等、本来はその後の明確な是正処置の内容が説明されなければ
意味が無いのです。それが自分にとっては最低限の責任です。

もちろん、その後は二度と同じ過ちが起きないシステムが実行されて、維持管理されれば
その事柄の責任は果たされたとしてよいでしょう。

是正処置(再発防止と言ってもいいです)の真の目的は、システム(仕組み)的な欠陥や弱点、
不備、矛盾、曖昧さ自体の芽を摘むことにあります。
『問題』は原因が無いなら起きない訳ですから。

偉そうなこと言ってしまいましたが、これらはとっても難しいことも知っています。
自分は、これに関連する仕事ばかりやっているので…。
だからこそ、『そもそも問題が起き得ないよう、予防処置にて先手を打ち、問題を未然に防ぐ』
ことを基本にし、よく見て、気付き、早期に対応できるようになれるよう、さらに努力したいです。

この考え方は元々好きですし、別に仕事だけのもので無いので有効に使おうかと思ってます。
※自分のブログ見てる方は気付いたかもですが、これって『護身』の考え方に似てません?



まだまだ自分も未熟だし、年齢とともに責任も増えていきますが『立場が人をつくる』と
言います。幸い、頼れるメンバーが揃っているのであまり不安はありません。
今後も自分の本質は変わらず、立場に縛られないようにしたいですね。


おぉ!珍しくポジティブなこと書いてるような気がする(笑)!
…実際のところ結構、不安ですけどネー。…心が寒いわッ!


スポンサーリンク
同じカテゴリー(考学)の記事画像
自分勝手
同じカテゴリー(考学)の記事
 時には政治の話でも (2013-10-31 22:06)
 転機 (2013-10-30 11:54)
 いじめ 責任 大人 (2013-08-03 10:20)
 自分勝手 (2012-12-11 21:15)
 礼儀、マナー (2012-04-23 23:28)
 不平等さ (2012-02-22 20:25)

Posted by 妖怪スクナカボチャ at 21:26│Comments(0)考学
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。